[F1]BMW撤退の続報

BMWの撤退を受けて、FIAが声明を発表しました。
FIAは、BMWのF1撤退発表を遺憾に思うが、驚いてはいない。

ここしばらく、モータースポーツは世界的経済危機を無視することはできないことは明らかであった。
企業の存続が人員削減、工場閉鎖、納税者の支援などに依存しているとき、自動車メーカーはF1に多額の資金を注入し続けることを期待されていない。

だからこそFIAは抜本的なコスト削減規約を用意したのである。
これら対策は、ホンダの撤退後、自動車メーカーにかかる圧力を緩和するためだけでなく、新チームが参戦できるようにするためにも必要であった。

これら規約が、多くのチーム代表らにこれほど強く反対されなければ、BMWの撤退や、今後さらなるチームの撤退発表は回避できただろう。

それにもかかわらず、FIAによる継続的なコスト削減キャンペーンの結果、新しい対策が同意されつつあり、これにより新チームが参入し、既存チームは低い予算で参戦することが可能になるだろう。

これら対策はFIAが望むほど徹底的でないことは周知であるが、F1の調和のためには妥協が必要だった。
願わくは、これら対策がさらなる撤退を回避し、F1の堅実な基礎を提供するものであってほしい。

モータースポーツの守護者としてFIAはF1がすべての参戦チームにとって財政的に存続可能であることを保証し、これからもそうあり続ける。
(BMWのF1撤退について: FIA公式プレスリリース : F1通信より)
F1通信さんより、全文引用させていただきました。
まぁ、こういうしかないでしょうなぁ。。。
BMWの撤退を受けて、トヨタとメルセデスが後に続くのではないか?というウワサを即座に否定しました。
また、もっとも撤退の可能性が高いと思われているルノーはコメントしていないようです。
トヨタのスポークスウーマンはドイツの通信社SIDに「コスト削減により、我々はF1参戦を継続します」と語った。

「これは日本からの連絡です」

しかし、BMWとホンダの撤退決定に続く可能性が高い自動車メーカー、ルノーはこれまでのところコメントを出していない。
メルセデス-ベンツのスポークスマンは
「BMWのF1撤退は残念だが、その決定は我々のF1参戦には何の影響もない」と述べた。
(トヨタとメルセデス 「F1撤退はない」、ルノーは沈黙 : F1通信より)
また、ニック・ハイドフェルドは自身のサイトでショックを受けたと個人的な意見を述べています。
「F1に参戦しないというBMWの決定は全く予想外だった。
長年一緒に仕事をしてきたメンバーのことをとても気の毒に思う。
彼らの多大なサポートと、一緒に達成したすべてのことについて感謝したい」

「僕はF1の頂点に到達するという自分の野心を捨てるつもりはない。
チームをサポートするために、そして最高の形でシーズンを終えるために全力を尽くすつもりだ。
個人的な将来については、このように環境が変わったため、各種の選択肢を検討していく」
(ハイドフェルド、BMWの突然の決断にショック : F1通信より)
また、残されるチームスタッフなどについては、当然のごとく未定とのことです。
「我々は昨日この決定を行っただけであり、これ以上の明確な情報を与えることはできない」

「我々は様々なシナリオを評価しており、ヒンウィルの従業員とミュンヘンでF1プロジェクトに関わっているスタッフのための解決策を見つけるために全力を尽くすつもりだ。
我々には、はっきりした報告をできる限りすみやかにスタッフに知らせる責任があることを認識している」
(BMWザウバーのスタッフの将来は未定 【 F1-Gate.com 】より)
チーム売却となるのか、消滅してしまうのかも未定とのこと。
できればどこかが買収して、チームは存続して欲しいところです。

BMWのF1撤退について: FIA公式プレスリリース : F1通信
トヨタとメルセデス 「F1撤退はない」、ルノーは沈黙 : F1通信
ハイドフェルド、BMWの突然の決断にショック : F1通信
BMWザウバーのスタッフの将来は未定 【 F1-Gate.com 】
メルセデスとトヨタは撤退否定: FMotorsports F1

BMW - FIA Release(英文)

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