[F1]2010年エントリーに向けての動き

FIAとFOTAの会議が物別れに終わったのは周知の事実ですが、FIAのマックス・モズレーは楽観視してるようです。
FIAマックス・モズレー会長は「フェラーリを含む全チームが、5月29日までに書類を提出するだろう」とコメントした。

ウワサでは、モズレー会長は4.000万ポンドの年間予算制限導入を2011年まで延期、チーム側は段階的コスト削減ができるよう、独自で設定する制限額を守るという方向で、お互い歩み寄ったとされている。
モズレー会長はコメント。
「解決策が見えてきている。これはかなりの前進だろう。根幹での考え(コストを削減すること)に食い違いはないのだからね」

また、F1最高権威者である商権所有者であるバーニー・エクレストンも、より多くの商業収入の分配に同意したもようだ。
しかし、これはあくまで“予算制限”のみについて歩み寄りがあっただけで、一連の騒動の発端となった“2層化選手権”の代替案が見つかったわけではない。
(F1キンダーガーテン : モズレー会長「5月29日までに全チームがエントリーするだろう」より)
バーニー・エクレストンに関しては、「建設的な話し合いではなかった」と発言したとの話もあり、よく分からない状況です。
FOMの立場もかなり複雑な感じですな。
FOTAが内部分裂すれば、FIAのマックス・モズレー会長の思うツボとなので、そのらないように必死に体裁をつくろいたいところです。

また、FOTAがFIAにエントリー期限の延長を求めているとの報道がありましたが、その中身は、
2010年のエントリー締め切りとされた5月29日(金)までの解決は時間的に困難なことから、とりあえず2010年も2009年のレギュレーションを継続することを前提に、FOTAに属するチームは2012年までの参戦を確約するというもの。
(FOTA、今後のF1参戦確約にFIA案の反古を要求: FMotorsports F1より)
と、FOTA側も歩み寄りを見せています。
ただFOTA内でも意見の相違があるようで、強硬論者とされているフェラーリとトヨタをどのようにして丸め込むのかが注目ですな。
ちなみに2010年のエントリー提出期限は5月29日。
既存の全コンストラクターが本当にエントリーするのか、FOTAの要求が通るのか、はたまたFIAが強攻策をとって本当にエントリーを締め切ってしまうのか。
今後の動向が非常に気になるところです。

FOTA、今後のF1参戦確約にFIA案の反古を要求: FMotorsports F1
F1キンダーガーテン : モズレー会長「5月29日までに全チームがエントリーするだろう」
F1キンダーガーテン : FOTA、内部分裂を避けるために必死!?
F1 : 危機への「解決策」がようやく見えてきたとモズレー | F1トップニュース速報2009 | F1-TopNews

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