[F1]FOTAの動き

FIAとFOTAの分裂が懸念されていますが、FOTA内部でイロイロと動きがあったようです。

その1.2010年のKERS導入に反対
FOTA(F1チーム協会)は6月7日、トルコGP決勝前にトヨタのモーターホームでミーティングを開いた。
この席上で、2010年からのKERS(運動エネルギー回生システム)使用廃止を希望することを、多数決で決めたようだ。
(F1キンダーガーテン : FOTA、2010年のKERS廃止提案を採決より)
この件に対し、BMW・ザウバーは
タイセンは「KERS導入賛成に投票した。しかしこれまでのFOTAの決定と同じく、我々は過半数に従う」と述べた。
(FOTA、2010年のKERS導入に反対 : F1通信より)
と消極的な反対派となったようです。
ちなみに、KERS反対の決議に、ウィリアムズ、フォース・インディアの名前はありません。

その2.FOTA、抜け駆け参戦に5,000万ドルの罰金を課す
ウィリアムズに続き、フォース・インディアも通常のエントリー申請がなされ分裂寸前のFOTAですが、これ以上の抜け駆けを許さないように、罰金を課すようです。
元ドライバーでBBCの解説者を務めているマーティン・ブランドルは、サンデータイムズ紙の自身のコラムに、マニュファクチャラーは妥協案がまとまる前に2010年ワールドチャンピオンシップに抜けがけして参戦すれば罰金を支払わなければならないと書いている。

ブランドルは「フェラーリ、メルセデス-ベンツ、トヨタ、ルノー、BMWは今後30日以内に無条件で2010年チャンピオンシップに参戦しないという5,000万ドル(49億3,250億円*)の保証にサインした」と主張した。
(FOTA、5,000万ドルの結束 : F1通信より)
まぁ、あくまでもウワサなのですが、十分にありうる話ですね。

その3.ウィリアムズ、フォース・インディアの除名は一時的ではない
抜け駆けをした、ウィリアムズ、フォース・インディアのFOTAからの除名ですが、一時的なものではないとのこと。
ウィリアムズのフランク・ウィリアムズ卿(チーム代表)は7日(日)、フォーミュラ1チームズ・アソシエーション(FOTA)から申し渡された活動停止処分は一時的なものではないと明言。
チームとして国際自動車連盟(FIA)への支持を鮮明に打ち出した。

ウィリアムズと同じくFOTAの結束から離れ、無条件で2010年F1世界選手権にエントリーしたフォース・インディアも、やはりFOTAを追われたと思われる。
(F1 : ウィリアムズ、恒久的にFOTA追放 | F1トップニュース速報2009 | F1-TopNewsより)
サー・フランク・ウィリアムズ曰く、
「われわれは脱退したよ。事実、”君らは追放だ”と言われた。学校から退学処分を言い渡されたら、復学はあり得ないだろう?
もしF1が二分したら、われわれはFIAの側につく。それは間違いない」

しかしながらウィリアムズは、FOTAの脅しを真剣に取り合っていないという。
「もしそれが本当なら、彼らはパドックを大またで闊歩(かっぽ)しながら”ぜひ新しいシリーズに加わろう”とでも言うはずだよ」
とウィリアムズは加えた。
(F1 : ウィリアムズ、恒久的にFOTA追放 | F1トップニュース速報2009 | F1-TopNewsより)
とのこと。
FOTA内部での混乱が手に取るようにわかりますねぇ・・・。
FIAもFOTAも立場は判るけど、このままやったら何の解決をできないでしょうね。
運命のエントリー発表は6月12日。
FIAがFOTA加盟8チームのエントリーを受理してその名前が入っているのか、はたまたウィリアムズ、フォース・インディア以外は全て新規参入チームとなるのか。
まぁ、毎回書いていますが、本当にとっとと結着をつけて欲しいものですね。

F1キンダーガーテン : FOTA、2010年のKERS廃止提案を採決
FOTA、2010年のKERS導入に反対 : F1通信
FOTA、5,000万ドルの結束 : F1通信
F1 : ウィリアムズ、恒久的にFOTA追放 | F1トップニュース速報2009 | F1-TopNews
マルヤ、FOTAのフォース・インディア除名処分の撤回を望む : F1通信
ウィリアムズ 「FOTA除名は一時的なものではない」 : F1通信
FOTA、KERSの使用継続に否定的見解: FMotorsports F1

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