[F1]ブラバム家、突然の参戦表明に驚き

2010年のエントリーを提出したブラバムですが、ブラバム家が驚いているようです。
ドイツのフランツ・ヒルマー氏が『ブラバム・グランプリ』の名称で唐突に2010年のF1エントリーをしたことについて、本家のブラバム・ファミリーは一様に驚きの表情を隠せないでいるようだ。

同家は4日(金)、「2010年のF1にエントリーされたブラバム・グランプリ社が、われわれブラバム家とは明確に別のものであることを表明する。
今回のプロジェクトにわれわれは一切関わっていないし、今後法律上のアドバイスを受け入れながら、ブラバム家の名誉を守るために必要な措置を講じていくことになるだろう」との声明を発表した。
(本家ブラバム家族、「2010年のF1復帰、無関係」: FMotorsports F1より)
ということで、最悪の場合は訴訟問題まで発展してしまいそうです。
この問題のややこしいところは、フランツ・ヒルマー氏が「ブラバム・グランプリ・リミテッド」の命名権を所有していること。
ブラバム家は「ブラバム・エンタープライゼス・リミテッド」という会社を設立しているようです。
ブラバムGPが参戦をみとめられた場合、これまたややこしいことになってしまいそうですね。

また、ブラバムGPには旧スーパーアグリのメンバーも起用されているようです。
旧スーパー・アグリでテクニカル・オフィサーを務めたオーストラリア出身のマーク・プレストン氏(40歳)で、同チーム施設の前の保有者であったアロウズ・チームでもマシン開発で活躍した経験を持つベテラン。
またマネージメントにも長けていて、以前から自身F1参戦の意欲をみせていたとも伝えられる。

新チームを率いるドイツのフランツ・ヒルマー氏によれば、旧スーパー・アグリの資産のうちリーフィールドにあるテクニカルセンター、レースカー、トランスポーター等を所有しているということだ。
(ブラバム・チーム、スタッフにも旧スーパー・アグリ: FMotorsports F1より)
施設もスタッフも集っており、「ブラバム」という名前をつかえば、ある程度のスポンサーは集まるかもしれませんが、チーム名で揉めそうなチームに対して、FIAの参戦許可がおりるかどうかは微妙ですね。

せめてブラバム家に仁義を切ってれば問題ないのでしょうけど・・・。

本家ブラバム家族、「2010年のF1復帰、無関係」: FMotorsports F1
ブラバム・チーム、スタッフにも旧スーパー・アグリ: FMotorsports F1
ブラバム家、ブラバムの名でのエントリーに異論 【 F1-Gate.com 】
F1キンダーガーテン : ブラバム・グランプリのF1参戦に「待った」
ブラバム一族、「ブラバム」名でのF1参戦申請に驚く : F1通信

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