S102は今年、スイスを本拠地とするエコ・スピードにレンタルされ、ルマンシリーズ(LMS)全戦、いくつかのアメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)、さらに日本でも開催されるアジアン・ルマンシリーズへ出場。自動車レースから日本メーカーの撤退が相次ぐ中、明るい話題です。
エントリーが認められればルマン24時間レースへも出場する。
童夢では、今年も自社によるルマン参戦を目標としていたものの、昨年秋からの経済危機からいったんは計画を断念したものの、いつくかの有力なヨーロッパのチームからS102を使用したいというオファーがあったとされる。
その中でも熱心に『非常に建設的かつ計画的』な提案を続けていたエコ・スピードにマシンを『派遣』することになったという。
エコ・スピードは、昨年のルマンで野田英樹のマネージャーを務めたフランク・ファン・ニュウエンが代表となって設立されたチームで、注目されるのはチーフエンジニアに元マクラーレンF1のデザイナー、スティーブ・ニコルスが加入していることである。
エコ・スピードの計画は2009年限りのものではなく、2010年へ向けて継続される。童夢はマシンとスペアパーツの提供をするが、今年は来年のルマンへの準備の年として考えているとしている。
(FMotorsports Kaigai: LMS,LM24:童夢S102、今年もルマンへより)
にしても、スティーブ・ニコルスの名前を久々に聞いてちょっと嬉しくもありますね。
いつになくヨーロッパのチームからのお声がかり多く、いくつかの有力チームからもラブコールが聞こえていましたが、改良点を放置したままの、つまり、実力を100%発揮できないことがわかったままのS102を貸与するのが嫌だったので、ヨーロッパのアマチュア・チームと完全にお遊びでルマンに行こうと楽しい計画を練っていたところ、昨年来、熱心にラブコールを送ってくれていたスイスを本拠地とするTeam Ecospeed SAから、今年になって、非常に建設的かつ計画的な提案をもらったので、改めて検討してみたところ、2010年の好結果を狙うには非常に有効なコラボレーションであると判断できたので、まずその第一段階として、今年のLMP1が参加できるレースへの童夢S102の貸与を承諾しました。とのこと。
(DOME || DOME NEWSより)
一過性の提携ではなく、2010年に向けての動きもありそうな感じです。
この先ちょっと楽しみな話です。
FMotorsports Kaigai: LMS,LM24:童夢S102、今年もルマンへ
DOME CO., LTD. || 株式会社 童夢
Feb.24.2009 童夢S102派遣 - DOME NEWS
Technoratiのタグ : 童夢 , ル・マン , LMS
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