今シーズンはドライバー1人あたり年間8基という制限のもとで全17戦を戦うことになるが、現状のルール下では、各チームは状態の良いエンジンを予選・決勝に使用するため、FP-3から予選までの2時間にエンジン交換することになる。ルノーのパット・シモンズが分かりやすく例を示してくれています、
しかし2台同時のエンジン交換のためには余計なスタッフをレース現場に派遣することになり、コスト削減に逆行することになる。
昨年までは2レース週末1エンジン規定が設けられており、土曜以降のエンジン交換はペナルティの対象となった。
しかし今季は年間使用エンジン数の規定のみで、その枠内でのエンジン交換はペナルティの対象にならない。
そのため、エンジン交換が自由にできてしまう。
(F1キンダーガーテン : エンジン規定が変更により)
「すべてが完全にオープンなままだと、すぐに変わってしまっただろう。エンジンの交換を迅速に行おうとすると、それだけのエンジニアが必要になるわけですが、これだと、コスト削減に逆行することになってしまうのではないか?ということですね。
例えば、土曜日に新しいエンジンを搭載して予選でスピンした場合、最後尾スタートになるので、この週末は活躍できないから古いエンジンを使おうということになる」
「あるいは、土曜に雨が降っていてエンジンの1基が少し不安な場合、雨ならあまり負荷がかからないから、その不安なエンジンを搭載するだろう。
オープンな規約はいずれ何か全く意図していなかったものに変化するので、少しばかり常識を働かせようとしている」
(FIA、F1エンジン使用規約を細かく規定:F1通信より)
この懸念に対する答えが、土曜日フリー走行以降のエンジン交換禁止というわけですな。
今週行われるスポーティング・ワーキング・グループで議論されてFIAから発表という流れになりそうとのこと。
個人的には昨シーズンまでの2レース1エンジン規定の方が分かりやすいような気がしますね。
ただ、コスト削減という御旗の元では8基までってのは仕方がないのかもしれませんな。
F1キンダーガーテン : エンジン規定が変更に
FIA、F1エンジン使用規約を細かく規定:F1通信
Technoratiのタグ : F1 , エンジン , レギュレーション
0 件のコメント:
コメントを投稿