2010年で撤退を表明しているブリヂストンの後任のタイヤサプライヤーは未だに決まっていませんが、ミシュランの復帰が間近ではないかという話が浮上してきました。
『Autosport(オートスポーツ)』が報じているもので、早ければ今月中にもF1復帰を発表する可能性もあるという。
現在F1では、ブリヂストンが単独タイヤサプライヤーとして全チームにタイヤを供給しているが、ブリヂストンは2010年限りでF1へのタイヤ供給を終了することをすでに発表している。
F1へタイヤを供給するには長い開発期間が必要になるものの、今のところ後任のサプライヤーは決まっておらず、入札すら始まっていない。
コスト面でのブリヂストンの負担を軽くすればブリヂストンがF1タイヤの供給を継続するのではないかとの意見もあったが、供給終了の意志が変わっていないことをブリヂストン側が明言していた。
(ミシュラン、F1復帰が間もなく決定か | ミシュラン | F1 TopNewsより)
FIAはブリヂストンの供給継続を望んでいたようですが、ブリヂストンの意志はかわらないようです。
ただ、ミシュランは単独サプライヤーになることは拒絶しているようで他社との競争のない状態での参戦は望んでいないとのこと。
ミシュランの復帰が認められれば、F1参戦が噂されているハンコックやクムホなどのタイヤメーカーと争うことになる。
ミシュランは前回2001年から2006年までF1に参戦していた。
この間、ルノーとともにワールドタイトルを獲得したが、2005年のアメリカGPを安全性の理由から棄権するなど、かなりの物議も醸した。ミシュランは2008年入札手続きが開始されたとき、F1に投資する場合は競争があることが重要であるとして、単独タイヤサプライヤーになることには興味を示さなかった。
(ミシュラン、F1復帰間近か : F1通信より)
あのアメリカGPは衝撃的でしたね・・・。
2005年シーズンの第9戦として行われた。エントリーしていた20台のうち、ブリヂストンタイヤを装着したチーム(フェラーリ、ミナルディ、ジョーダン)の6台のみで争われた。
残る14台は全てミシュランタイヤを装着していたが、安全性の懸念によりフォーメーションラップでピットインしリタイアした。最も激しい事故は金曜日のプラクティス中にラルフ・シューマッハのトヨタのマシンに発生したが、決勝レースまでにも数度のタイヤの障害に見舞われ、ミシュランはユーザーの7チームに対し、供給されたタイヤでは安全にレースを行うことができないと通告した。
F1の運営団体であるFIAは、コースにシケインを増設するという提案を拒絶した。
そのような変更を行うことは、適切に機能するタイヤを持ち込んだブリヂストンを使用するチームに対して不公正だからである。
FIAとの間に妥協を引き出すことができなかったため、ミシュラン使用チームはレースに参加しないことを決定した。
(2005年アメリカグランプリ - Wikipediaより)
今から思えばよくレースを強行したものだと思います。
非常に滑稽でしたね。イロイロな妥協案が提示されたようですが・・・。
ミシュランの復帰、タイヤウォーズの再燃ってのは面白いファクターになりうると思いますが、開発費の高騰を招いてしまう可能性があります。
ここまでの費用削減がアダにならないようにして欲しいところですな。
ミシュラン、F1タイヤ復帰間近?: FMotorsports F1
ミシュラン、F1復帰が間もなく決定か | ミシュラン | F1 TopNews
ミシュラン、2011年からのF1復帰へ合意間近 【 F1-Gate.com 】
ミシュラン、F1復帰間近か : F1通信
2005年アメリカグランプリ - Wikipedia
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