[F1]メルセデスGP、ペナルティに対する控訴を取りやめ

モナコGPの最終ラップのセーフティカーがいなくなった直後にでミハエル・シューマッハがフェルナンド・アロンソを追い抜き、レース後プラス20秒のペナルティを受けた件ですが、メルセデスGPは控訴手続きを行わないことにしたとのことです。

FIAの規約に従い、メルセデスGPは裁定が発表されて1時間以内に、控訴の意図があることを通知した。

そして実際の控訴を48時間以内に提出しなければならなかった。

18日発表されたメディア声明のなかで、チームは「結果には満足できない」が、控訴しないことが「F1にとって最善」であると判断したと述べた。

メルセデスは、シューマッハとニコ・ロズベルグにレースの最終コーナーまで争うように伝えた「理由」をFIAは理解していると説明し、多くのチームが同じ意見を持っていたことをつけ加えた。

そしてチームは、次回の競技作業部会において規約の解釈を討議し、FIAも20秒加算ペナルティが「不適切」だったというメルセデスの見解に耳を傾けることに同意したと述べている。
(メルセデス、モナコの控訴手続きを進めないことを決定 : F1通信より)

ということで、メルセデスGPは控訴せずに不承不承なら裁定を受け入れたということになりました。
ヘンに揉めるのはウンザリしていたので、裁定を受けいれたというのは良かったです。

メルセデスGPのリリースは以下の通り、

「2010年モナコGPのファイナルラップで、メルセデスGPペトロナスはドライバーのミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグに対して、40条7項と40条11項の規定によりセーフティーカーラインからフィニッシュラインまでの間はレースすることが許されている旨を伝えた」

「メルセデスGPペトロナスは、『セーフティーカーコンディションの下でレースが終わる場合、オーバーテイクが許可されない』という40条13項を十分に理解していた。
しかし、『セーフティーカーがこのラップで戻る』と『トラッククリア』というレースコントロールからのメッセージを信じ、セーフティーカーラインを越えた後でマーシャルがグリーンフラッグやライトを示したことで、セーフティーカーの下でレースが終わらず、ドライバーが自由にレースできると思った」

「メルセデスGPペトロナスは、過去のドライバーがスチュワードとして介入することを完全に支援し、モナコGPのスチュワードがプロとして公平かつ適切にこの問題に対処してくれたことに対して完全に満足していることを強調したい。
FIAは、次回のスポーティング・ワーキング・グループの話し合いに40条13項を議題として取り上げ、過去のレースペナルティの評点について検討することに合意した。
我々は、ミハエルに科された20秒加算ペナルティが今回の状況に不均衡だと信じている」

「結果に満足することができない一方で、FIAが解釈に対する理由を認識していることについては満足している。
故に、このスポーツにとって最大の利益になるように、メルセデスGPペトロナスは控訴を提出しないことにする」
(メルセデス 「オーバーテイクゲート」の控訴を取り下げ - Formula 1 関連ニュース - GPUpdate.netより)

セーフティカーが最終ラップまで入ったままという状況が非常に珍しいので、今回のレギュレーションの解釈の相違が起こったわけですね。

メルセデス、モナコの控訴手続きを進めないことを決定 : F1通信
F1キンダーガーテン : メルセデスGP、ペナルティに対する控訴取りやめを決定
メルセデスGP、控訴しないことを決定 | メルセデスGP | F1TopNews: F1トップニュース - F1Live速報2010
メルセデスGP、モナコGPでのペナルティ控訴せず: FMotorsports F1
メルセデス 「オーバーテイクゲート」の控訴を取り下げ - Formula 1 関連ニュース - GPUpdate.net
メルセデスGP、「F1の利益のため」控訴断念 | Mercedes | F1ニュース | ESPN F1

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