初代「一太郎」が情報処理技術遺産に認定

ジャストシステムの1985年に発売された一太郎の初代製品が、情報処理学会が認定する「情報処理技術遺産」に選定されたとのこと。

情報処理遺産とは、
国内のコンピューターの歴史において、国民生活や経済などに顕著な成果や影響を与えた技術や製品を認定する制度。
情報処理技術に関連した歴史的文物を将来にわたって保存し、次世代に伝えることを目的としている。
パソコン黎明期に人気を博した「PC-9801」(NEC)や、世界初の日本語ワードプロセッサー「JW-10」(東芝)のほか、明治時代に発明された「自働算盤」、国内初の電子式計算機「FUJIC」(富士フイルム)などが認定されている。
(初代「一太郎」が「情報処理技術遺産」に - ニュース:ITproより)
ちなみにソフトウェアとして一太郎は初の認定となるそうです。
初代一太郎は、入力した文字をスペースキーで変換する操作手法や、コマンドをキーボードから操作できるエスケープメニューなど、日本語に適した機能が豊富な点が特徴だった。
価格が手頃だったこともあり、日本語ワープロソフトの代名詞的存在となった。
情報処理学会は「パソコン用日本語ワープロソフトとして一世を風靡した」として、ソフトウェア製品では初めて、初代一太郎を情報処理技術遺産に認定した。
(初代「一太郎」、情報処理技術遺産の認定ソフトウェア第1号に:ニュース - CNET Japanより)
ということで、現在の日本語ワープロソフトの基礎を作ったといっても過言ではないということです。
ちなみに「価格が手頃」とのことですが、調べたところ58,000円だったとのこと。
十分高いような気がしますが、当時シェアを持っていた「松」のほぼ半値だったようです。
私の最初の一太郎は十数年前に使用したVer.3でした・・・懐かしい。
業務で利用していましたが、すっきりしたインターフェースでキビキビと動作してくれてたのを憶えていますね。
現在ではすっかりMicrosoft Wordにシェアを奪われてしまいましたが・・・。

ちなみに最新版は「一太郎2010(20)」で25周年記念パックを発売中です。

初代「一太郎」、情報処理技術遺産の認定ソフトウェア第1号に:ニュース - CNET Japan
初代「一太郎」が「情報処理技術遺産」に - ニュース:ITpro

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一太郎 - Wikipedia

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