HDD業界はWestern DigitalがHGST(日立グローバルストレージテクノロジーズ)を買収して再編が進んでいましたが、SeagateがSamsungのHDD事業を買収を発表しました。これでWestern DigitalとSeagateの2強時代となるようです。
ロイター通信社の報道によると、SamsungのHDD事業をSeagateが買収することで、両者が合意したそうです。
売却額は14億ドル(約1154億円)で、SamsungはSeagate社の株式の9.6%にあたる4520万株(約6億8750万ドル、約567億円相当)を受け取り、残りは現金で支払われるとのこと。Samsungは今回の売却で得た利益をヘルスケア部門やグリーンエネルギー事業など、新規事業へ投入するほか、SSD事業に注力するとされています。
なお、Western Digitalが日立のHDD部門を買収したことで市場シェアは50%近くにまで膨れ上がりましたが、今回のSeagateによるSamsungのHDD部門の買収により、Seagateの市場シェアも40%程度にまで拡大するとみられており、HDDメーカーは2強時代へと突入することとなります。
(SamsungがSeagateにHDD事業を売却、HDDメーカーは2強時代に突入へ - GIGAZINEより)
容量の増加とHDD価格の下落傾向などを考えると、子会社としてHDDメーカーを所有するメリットは少ないのかもしれません。
これだけ、部品としてのHDDが一般化したということでしょうか。
SSDも価格、性能ともにこなれてきましたが、次の記憶装置として入れ替わりが進んでいくんでしょうか。
もう少し価格が落ちてくれたらなぁなんて思いますけど。
SamsungがSeagateにHDD事業を売却、HDDメーカーは2強時代に突入へ - GIGAZINE
SeagateがSamsungのHDD事業を14億ドル弱で買収、WDへの対抗力強化 - ニュース:ITpro
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