そこで、Intel,AMD,Microsoft,Lenovo,enTourageの幹部が登場して、侃々諤々の議論がなされたようです。
Intel曰く、
Intelモバイルプラットフォームグループゼネラルマネージャーのムーリー・エデン氏は、求めやすい価格と携帯性に優れていること、というNetbookの大前提を掲げ、「Netbookはコンテンツを消費するものであって、コンテンツを創造するものではない」と定義した。Microsoft曰く、
この用途に適したCPUがAtomであり、ノートPCとは異なるテクノロジーであるため、従来のノートPC市場を浸食するものではないと述べた。
(2010 International CES:インテルとAMDが「Netbookとは何ぞや?」で激突! - ITmedia +D PC USERより)
MicrosoftのWindowsコンシューマープロダクトマーケティング、ゼネラルマネージャーのジェームズ・デブラッガ氏は、10.2型ワイドの液晶ディスプレイと、Atom、512Mバイト、もしくは1Gバイトのメモリ、160GバイトのHDDを搭載して、300ドルから400ドルで手に入る製品がNetbookのスタンダードというこれまでの考えを改めて提示した。Lenovo曰く、
(2010 International CES:インテルとAMDが「Netbookとは何ぞや?」で激突! - ITmedia +D PC USERより)
Lenovoの北米コンシューマー&SMB(中小企業)プロダクトマーケティング エグゼクティブディレクターのデビット・ベント氏は、「メーカーの都合としては製品仕様でカテゴリーを分けるのは便利だが、ユーザーの視点を無視すると製品のポジショニングを見誤る。AMD曰く、
Lenovoではユーザーの製品に対する期待をベースに、各製品がどのような機能を提供できるかでカテゴリーを分けている」と述べた。
例えば、企業向けのPC(ThinkPadシリーズ)にはビジネスシーンで有用なThinkVantageテクノロジーを採用しているが、IdeaPadシリーズで用意されたNetbookには導入していない。
この考え方でいくと、ThinkPadシリーズの「ThinkPad X100e」は、実売価格が500ドル以下とNetbookの価格帯に入ってはいるが、あくまでも中小企業向けのビジネス向けノートPCという位置付けになる
(2010 International CES:インテルとAMDが「Netbookとは何ぞや?」で激突! - ITmedia +D PC USERより)
AMDのチーフマーケティングオフィサー、ナイジェル・ダッソー氏は、「I don't care」(そんなことはどうだっていい)と議論を“一蹴(いっしゅう)”し、「AMDにとっては、ユーザーがPCに何を求めているかが重要であって、製品のカテゴリー分けには興味がない」と言い切った。ってなことで、各社バラバラです。
SmartbookだろうがNetbookだろうが、要はユーザーのニーズを満たしてくれる製品であればいい、というのだ。
AMDが先ごろ提唱したユーザーの使用目的に合わせたブランド「VISION」コンセプトに沿った発言といえるだろう。
(2010 International CES:インテルとAMDが「Netbookとは何ぞや?」で激突! - ITmedia +D PC USERより)
IntelとMicrosoftはネットブックとノートPCとの境界線を明確にしたいって感じで、Lenovo,AMDはネットブックとノートPCの境界線をなくしてしまいたいと思っているようです。
IntelはCULVプロセッサと色分けを明確にしておきたいってのが、本音でしょうなぁ。
AMDはネットブックというカテゴライズを否定しています。
このあたりはそれぞれの立場でイロイロとありそうですねぇ~
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