成績不振と資金不足にあえいでいるヒスパニア・レーシング(HRT)を日本の野村證券が買収したとの報道がなされているようです。
今シーズン、成績不振に悩むHRT(ヒスパニア・レーシング)だが、ここに来て日本の大手証券会社である野村證券が買収したとのニュースが流れ、注目を集めている。『ザ・F1タイムス』が報じたところでは、スペイン・メディアからの情報として「財政面で苦しむ同チームが、総額2400万ユーロ(約28億円)で野村證券に売却した」というもの。
チーム名は残りのシーズンも現在のヒスパニア・レーシングで継続されるという。
(野村證券、HRT(ヒスパニア・レーシング)を買収か: FMotorsports F1より)
正式な発表は本日行われるとのことで、注目されますね。
HRTはチーム内の再編が行われているらしいとの報道があったので、この絡みだったんですなぁ。
ちなみに韓国企業も買収に乗り出しているらしいとのハナシもありましたが、野村證券が仲介役となって、他企業やチームへの転売するのかもしれません。
F1参戦権を保有するチームを約28億円で買収できたってのはかなりお買い得だと思うけど、参戦を保持、継続できるかどうかは別のハナシやからねぇ。
どのような発表が行われるのかを注目したいですね。
19:19追記
HRTの新しいオーナーは日本の野村證券から出資を受けたスペインの投資家グループである『テサン・キャピタル』であるとのこと。
正式な発表は本日ではなく、明日に発表されるようです。
スペインのスポーツ日刊紙 "AS" は、日本の野村證券が支援するテサン・キャピタルが、HRT買収のベースになると報じた。
経済的に問題があるが有望なスペイン企業に投資するため、野村證券は数ヶ月前にテサン・キャピタルに2億ユーロ(234億円*)を出資した。テサン・キャピタルはこの投資によってHRTの経営権を掌握するが、経営陣は残留する予定である。
また野村證券はテサン・キャピタルに7年間で2,000万(23億4,259万円*)~3,000万ユーロ(35億1,388万円*)の投資および負債の買戻しで関与する。
(HRTの新オーナーはスペインの投資企業テサン・キャピタル : F1通信より)
ということで、野村證券が買収ではなく、野村證券が出資したテサン・キャピタルという会社がオーナーになるとのこと。
ちょっと拍子抜けですが、日本の意向が汲まれやすくなるかもしれませんね。
HRT、28億円で野村證券に売却か : F1通信
野村證券、ヒスパニア・レーシングを買収との報道 【 F1-Gate.com 】
野村證券、HRT(ヒスパニア・レーシング)を買収か: FMotorsports F1
HRTの新オーナーはスペインの投資企業テサン・キャピタル : F1通信
ヒスパニアの新オーナーはスペイン投資家グループ: FMotorsports F1
2 件のコメント:
なぜ、野村證券が!?
そういえばスーパーアグリも、資金難で途中撤退しちゃいましたね・・・
やっぱF1って金がかかるんですね。
>砂地尚茸さん
コメントありがとうございます。
結局野村證券は出資しただけのようですけど、詳細は明日以降って感じです。
欧州ではF1のオーナーとサッカークラブのオーナーはステータスらしいからなぁ。
日本ではなかなか考えにくいけど・・・。
F1は金食い虫やから、参戦はできても継続するのが難しいです。
金があってもトヨタみたいに成功もできないし、情熱があってもミナルディやオゼッラ、あまたの弱小チームのように消えていってしまいました。
今でも黒字のチームはトップチームの一部だけとのことですわぁ。
コメントを投稿