IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が東北地方太平洋沖大地震、東日本大震災に便乗した悪質な罠に対する注意喚起を行っています。
見知らぬメールアドレスからのメールには普段は気を付けてても、震災に関連した件名だと思わず開封しそうになりますが、次のような罠が仕掛けられているかもしれません。
チェーンメールは、原発・放射線関連情報や節電の呼びかけ、寄付・募金や救援物資に関するメールが確認されており、内容によっては受信者の不安感をいたずらにあおったり、不安が連鎖的に広がることで風評被害を引き起こす原因になるとしている。
義援金詐欺メールは、メール内に書かれているリンクをクリックさせて、被災者への義援金を騙し取る目的のウェブサイトに誘導する、いわゆるフィッシング詐欺の手口が確認されている。
ウイルスメールは、信頼できる情報に見せかけるために、表題や添付ファイル名、本文がもっともらしい日本語になっているのが特徴。
受信者は添付ファイルを開くとPCがウイルスに感染してしまう。
ウイルスメールは、3つの手口の中で最も注意すべきとしている。IPAがこれまで確認しているウイルスメールの表題としては、
「被災者の皆様、とくにお子さんをお持ちの被災者の皆様へ」
「被ばくに対する防護対策について」
「全国へ計画停電のお知らせについて」
「福島原発最新状況」
といったものがある。また、ウイルスメールの添付ファイル名としては、
「放射線被ばくに関する基礎知識 第1報.doc、第2報.doc」
「mSv(ミリシーベルト)で示した図解.doc」
「放射能が関東の人間に与える影響.doc」
などが確認されている。
(「災害情報に便乗した罠に注意」IPAが悪質メールの手口を解説 -INTERNET Watchより)
こういう時期だからこそ、このような罠にかからないようにしましょう。
対策は月並みですけど
- OSを最新の情報に保つこと
Windowsなら、「Windows Update」,「Microsoft Update」を忘れずに
Adobe系のソフトウェアも更新しておいた方が無難です - ウイルス対策ソフトの導入と定義ファイルを最新に保つこと
せっかくインストールしていても情報が古いとなんの役に立ちません
対策ソフト未導入ならとりあえずマイクロソフトのSecurity Essentialsをおすすめします。
MS謹製で無料です。
ただ、パッケージ製品の対策ソフトを導入するのが一番安心できるかもしれません。 - 怪しいメール、怪しいファイルは開封しない、触らないこと
ウイルスに感染すると、被害にあったつもりでも知らない間に踏み台にされ、知らぬ間に加害者になってしまってることもあります。
このような事態になる前に予防しておきましょう。
そうそう、データのバックアップも忘れずに。
「災害情報に便乗した罠に注意」IPAが悪質メールの手口を解説 -INTERNET Watch
情報処理推進機構:情報セキュリティ:ウイルス・不正アクセス届出状況について(2011年4月分)
ウイルス、スパイウェア、マルウェア対策 | Microsoft Security Essentials
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