的形町散策 - 2

2月26日(土)に播州福泊港の管理人さんと的形町の散策に行ってきた的形町散策 - 1の続きです。
大日山からの的形町の眺望を満喫したあと、いざ下山となったわけですが、なかなかエゲツない下りっぷりです(笑)
普段全くと言っていいほど運動していないツケが出始めました(泣)
当然、下山中は写真なんて撮ってる余裕はないので、淡々と(笑)

下山途中に六地蔵を発見。

仏教の六道輪廻の思想(全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)に基づき、六道のそれぞれを6種の地蔵が救うとする説から生まれたものである。
六地蔵の個々の名称については一定していない。
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の順に檀陀(だんだ)地蔵、宝珠地蔵、宝印地蔵、持地地蔵、除蓋障(じょがいしょう)地蔵、日光地蔵と称する場合と、それぞれを金剛願地蔵、金剛宝地蔵、金剛悲地蔵、金剛幢地蔵、放光王地蔵、預天賀地蔵と称する場合が多いが、文献によっては以上のいずれとも異なる名称を挙げている物もある。
像容は合掌のほか、蓮華、錫杖、香炉、幢、数珠、宝珠などを持物とするが、持物と呼称は必ずしも統一されていない。
(地蔵菩薩 - Wikipediaより)

こういうお地蔵様があると言うことは、昔から通り道だったってことやね。
表面はかなり風化は進んでおり、触ると削れてしまいそうです。
できた当初はお顔もお姿もはっきりわかってたんでしょうなぁ。

六地蔵を後にすると、竹林が目の前に広がりました。

時代劇に登場しそうな雰囲気で、思わず「おぉぉ」と言ってしまいました(笑)
にしても、えぇ竹やねぇ。幟に使えそう 。

竹林を抜けると、的形の様子がみえたので、撮影してみました。

こういう風景って結構好きなんよ。

道なりに進んでいくと、「賽の神」が見えてきました。

「賽の神」とは道祖神のことです。
的形ふるさと里山回廊のマップには
「村に入ってくる疫病を防ぎ、また村人が出かける時の安全の神として祀られています。」とあります。

集落の境や村の中心、 村内と村外の境界や道の辻、三叉路などに主に石碑や石像の形態で祀られる神で、 芭蕉の「奥の細道」では旅に誘う神様として冒頭に登場する。

村の守り神、子孫繁栄、近世では旅や交通安全の神として信仰されている。
(道祖神 - Wikipediaより)

道祖神は他にも、道陸神、障の神、幸の神(さいのかみ、さえのかみ)、タムケノカミと呼ばれているようです。
ということなので、私たちが下山してきた道はとなり村(東山村?)への道だったんですかねぇ。


「奉納 明治二十二年二月 當」までは読めますね。當村と続くんですかねぇ。
こちらも風化してしまっています。ちょっと残念です。

ご神体と手水鉢(ちょうずばち)。
手水鉢もかなり風化しています。

賽の神は「姫路の神社」に掲載されていなかったので、地の自治会の方が奉斎されているんでしょうか。
私もこの年になるまで、存在を知りませんでした。
知ってるようで、知らないもんですなぁ。

賽の神を後にして、ふたりとも無事下山できました。
いやぁ、気軽に登るもんじゃないですよ。マジで。。。

で、その後まだまだ時間があったので、今度は礒に行ってみようということになりました。

的形町散策 - 3に続きます。

播州福泊港
的形公民館

道祖神 - Wikipedia
地蔵菩薩 - Wikipedia

的形(Googleマップ)

20110226-的形散策

試行錯誤のすぱいらる: 的形町散策 - 1

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