正真正銘の無冠の帝王、サー・スターリング・モスが引退を発表しました。
画像は彼の名前が冠せられた「メルセデス・ベンツSLR スターリングモス」。
ちなみに御年81歳です。
F1の無冠の帝王として広く認められているモスは、復元された自身の1961年ポルシェRS61でル・マンのレジェンド・レースに出走するはずだったが、同レースのピットレーンで引退を決めた。
彼は自身のウェブサイトに
「今日の午後、怖くなった。
これまで言ってきたように、自分には無理だ、あるいはライバルの邪魔をしていると感じたら引退する。
わたしはレーシングを愛しているが、もう辞めるときだ」
と宣言した。4度ワールドチャンピオンシップ2位になったモスは、1962年グッドウッドの大事故のあとプロのキャリアを終えたが、趣味としてヒストリック・カーのレーシングを続けていた。
(スターリング・モス、81歳で引退を発表 : F1通信より)
すごいなぁ。
この年まで趣味とはいえ現役でレーサーを続けられていたことがすごいです。
彼にはいろいろなエピソードもあって、
何度もチャンピオン争いに絡みながら1度も王座に就けなかったのは、母国を愛する気持ちから、必要以上にイギリスチームに拘った結果とされる。
エンツォ・フェラーリから
「タツィオ・ヌヴォラーリと比較に値する唯一の存在」
とまで買われながらイタリアの象徴であるフェラーリに乗らなかったのも、この拘りからと言われている。
(スターリング・モス - Wikipediaより)
とか、
チャンピオンにならなかったにもかかわらず、母国イギリスでは英雄的存在であり、
「モスに手紙を書く際には、スターリング・モス、イングランド」
という宛名だけで手紙が届く」という逸話もある。
(スターリング・モス - Wikipediaより)
とか。
ちなみに、彼が引退を事前発表したのはTwitterでのこと
Twitterの13,700人のフォロワーに自身の決定を事前に告げていた。
彼のメッセージは
「白いヘルメットを永久に脱ぐ。
これは公式発表だ。
スターリング・モスは競技レーシングから引退した」
というものだった。
(スターリング・モス、81歳で引退を発表 : F1通信より)
このあたりもすごいねぇ。
好奇心旺盛で最新のツールを使いこなしているところが素晴らしいです。
私なんてTwitterアカウントは放置状態やからなぁ(汗)
これからもモータースポーツ界のご意見番として、厳しく、優しく見守り続けてほしいですね。
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