的形 - 湊神社のご紹介

祭り月に入り、徐々に祭り気分が高まってきました。
湊神社の例大祭は10月13日(火)、14日(水)となっています。
ここで改めて、湊神社の紹介をしておきます。

的形町的形の湊神社は創建年代は詳らかではありませんが、万葉集に「まとがたの湊」と称せられた当時から奉斎されていたと伝えられています。
平安時代末期に成立した「播磨国神名帳」に「湊明神」と記されています。


播磨灘沿岸では珍しい石段を登って参拝するお社となっています。




御祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)大歳大神の二柱です。
日本書紀では素戔嗚尊は伊弉諾(イザナギ)、伊弉冉(イザナミ)から生まれた三貴子の一人とされていますが、古事記では日向橘小門阿波岐原(ひむかのたちばなのをどのあはきはら)で禊を行った際、鼻を濯いだ時に産まれたとされています。
三貴子とは天照大神(アマテラスオオミカミ)、月読命(ツクヨミノミコト)、素戔嗚尊(スサノオノミコト)とされています。
素戔嗚尊は天照大神の弟ということになります。
大歳大神は素戔嗚尊と神大市比売(カムオオイチヒメ)の間に生まれたとされています(古事記)。
#ちなみに弟は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)で、伏見稲荷大社の主祭神で、お稲荷さんのことです。

素戔嗚尊といえば、ヤマタノオロチ退治が有名です。
大塩の中之丁の露盤にその場面がありますね。


例大祭には氏子である児嶋、地、北山河、南山河、大鳥、仮屋と6地区の屋台と福泊神社の氏子である福泊を含めた7台の屋台が宮入を行います。
往古には礒(磯)、麓、岩鼻、鍋島も屋台、壇尻(ててんこ)が宮入を行っていたようです。
今年は岩鼻の獅子が展示されるとのこと。今から楽しみですね~。

お旅所である八幡神社はこちらで紹介しています。
福泊神社はこちらで紹介しています。

今年の宮入順は仮屋、児嶋、地、北山河、南山河、大鳥、福泊となっています。
次は宮入順で屋台を紹介していきます。

20090208-的形神社巡り

20090215-福泊

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