2011年シーズンに変更になりそうな技術的な変更点がまとめられていました。
備忘録もかねて
Fダクトと二層ディフューザにお別れ
来年は二層ディフューザとFダクトが禁止されるので、過去2シーズン最もよく使われた技術的合言葉はもはや使われなくなるだろう。
マシンの空力学的特長の変更手段としてドライバーの動作を利用するシステム、装置、手続きはすべて2011年から禁止される。
(2011年F1の技術的変更 : F1通信より)
2009年に物議をかもしたダブルディフューザー、今年話題になったFダクトの禁止は当初から確定していました。
まぁ禁止になっても次の新しい技術(レギュレーションの抜け穴ともいう(笑))がでてくるだけですけどね。
ピレリの復活
13年間のF1参戦後、今シーズン末に撤退するというブリヂストンの決定を受け、ピレリは2011年からF1の単独タイヤ・サプライヤーを引き継ぐ予定である。
1991年までF1に参戦していたピレリは、既存のF1競技規約・技術規約に従って、今後3年間全チームにタイヤを供給する。
(2011年F1の技術的変更 : F1通信より)
先日アブダビで合同テストが行われ、上々の評価を得ているようです。
現在も鋭意開発中とのことなので、開幕にはもっと良いものを提供してくれると思います。
このタイヤの特性を早く捕まえることができたら、いいアドバンテージになるでしょうねぇ。
調節可能なリア・ウィング
来シーズン用の新しい可動ボディワーク規約の下、ドライバーはコックピットからリア・ウィングを調節できるようになる。
ただし現在の可動フロント・ウィングは廃止される。
このシステムは、電気的に制御されると見られており、当初の提案では、ドライバーがトラック上の既定の位置で先行ドライバーより1秒以上遅れている場合にのみ使うことができるとされていた。
そしてドライバーがブレーキを踏むとこのシステムは不活性化される。
フリー走行および予選でも使用可能で、KERSと組み合わせることによって、オーバーテイクを増やすだろう。
またKERSと同様、義務化されない予定である。
(2011年F1の技術的変更 : F1通信より)
これはまたレギュレーションの穴が見つかりそうな(笑)
開幕前の合同テストあたりで一悶着ありそうな予感ですなぁ。
レギュレーション通りに作成するとバカを見た、2009年のダブルディフューザみたいにならなければいいのですけどね。
KERSのカムバック
2009年のデビューに際しては、KERSは一部チームにとっては名誉の印、一部チームにとっては悩みの種だった。
チームは2010年KERSの使用を中止することを同意したが、来シーズンは再導入される。
KERS(運動エネルギー回生システム)は、ブレーキング中に発生した無駄なエネルギーを保存し、追加の出力に変えるものである。
ドライバーはハンドルに搭載された「ブーストボタン」を使って1周当たり決まった量の出力を使うことができる。
このシステムは基本的には2009年と同じであり、最大出力は引き上げられない(今後のシーズンでは変化する可能性がある)。
(2011年F1の技術的変更 : F1通信より)
レギュレーション上は禁止されてなかったけど、FOTA(Formula One Teams' Association)での同意で搭載されてませんでした。
2009年は時期尚早だったけど、システムとして完成しているのかどうかが気になるところやね。
また、2009年にはレース中の燃料給油が 認められたけど、2010年以降はダメになりました。
ということは、燃料タンクが大きくなったということで、設置場所に苦労することになりそうです。
どこにどういう風に設置されているのかってのも面白いポイントかもしれませんねぇ。
他にも細かい部分でのレギュレーション改正はありそうですけどね。
早ければ来月早々にもどこかのチームのマシンが発表されるかもしれませんねぇ。
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