[F1]FOTAシリーズの行方

FOTAの分裂チャンピオンシップ計画が前進しているようだと書きましたが、具体的なカタチが見えてきたようです。
シルバーストン・サーキットのパドックでは、“ニューフォーミュラ”というシリーズ名の候補さえ出てきた。
同じく、カレンダーのレース数が17回になる可能性も示唆されている。

ブエノスアイレス(アルゼンチン)、メキシコ・シティー(メキシコ)、ヘレス(スペイン)、イモラ(イタリア)、モントリオール(カナダ)、インディアナポリス(アメリカ)、シルバーストン(イギリス)、マニ・クール(フランス)とアデレード(オーストラリア)を含むこれまでのF1開催地が、仮のカレンダー上で掲載されるようだとドイツの通信社『SID』が伝えた。

モナコ、シルバーストン、モンツァ、アブダビ、シンガポール、鈴鹿という現在のF1開催地も候補に挙がっている。
一方で、新しい開催地となり得るコースとしては、ヘレス、ポルティマオ(ポルトガル)、ユーロスピードウェイ・ラウジッツ(ドイツ)、サーファーズ・パラダイス(オーストラリア)、さらにフィンランドの首都ヘルシンキも検討されている。
(F1 : FOTAの新シリーズの名称は“ニュー・フォーミュラ”か、そして年間17戦? | F1トップニュース速報2009 | F1-TopNewsより)
と、開催地と続々と名前が挙がってるようです。
ただ、誰がどのようにマネージメントするのかという問題があります。
Moto Gの運営会社が引き受けるのではないか?というハナシもあります。

現在F1を仕切っているのは、バーニー・エクレストンですが、彼はFOTA側の分裂チャンピオンシップには懐疑的のようです。
エクレストンはまた、リークしたFOTAカレンダーをあざわらい、新シリーズがエクレストンの企業が管理運営する組織にいかにして匹敵できるのか疑問視している。

「われわれは、チームに資金負担をさせないで開催地を用意している。フェラーリやマクラレンは、われわれが彼らを必要とするよりわれわれを必要としていると思う」とエクレストンは語った。

「彼らがしなければならないすべては、何百万ポンドという金と引換えにマシンの至るところにスポンサーの名前をつけて、走行し、世界中のテレビ観戦者を前にレースを行うことだ。それは私が組織し運営し続けていることだが」

「肝心な点は、彼らに、競合するチャンピオンシップを立ち上げる余裕はないということだ」と、エクレストンは締めくくった。
(F1 : FOTAの新シリーズの名称は“ニュー・フォーミュラ”か、そして年間17戦? | F1トップニュース速報2009 | F1-TopNewsより)
と、FOTA側のチャンピオンシップに運営面で失敗すると予言しています。
エクレストン氏に同調するわけではないけど、私もFOTAシリーズの鍵は、どういう組織が、どのようにして運営するのかだと思っています。
FOTAはメーカーという後ろ盾がある代わりに、それが足枷になりかねないのではないかと思っています。
利害を抜きにした公正な運営ってのができれば、F1を逆に飲み込むだけの力はあると思います。

フェラーリ、メルセデス、BMW、ルノー、トヨタのメーカー、莫大な資金力を持つレッドブル。唯一のプライベーターであるブラウンGP。
これだけバラバラな存在の集まりであるFOTAに公正な運営ができるのかなぁってのが疑問なんですよねぇ。

マックス・モズレーという頑固爺が率いるFIAの元で、バーニー・エクレストンといういけ好かない爺が運営するFOMがあってこそ、現在のF1は成り立っています。
これらの役割を引き受けてくれる奇特な団体が現れるのでしょうか。

F1 : FOTAの新シリーズの名称は“ニュー・フォーミュラ”か、そして年間17戦? | F1トップニュース速報2009 | F1-TopNews
FOTAの「新フォーミュラ」は年間17戦を予定 : F1通信
新F1、開催候補地に鈴鹿など17戦 【 F1-Gate.com 】

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

FOMに代わる組織を合弁会社で立ち上げると思います。
FOMは管理運営する財源が無いとしていますが、もともと開催地のスポンサー料や税金などで賄われていますから(それらを元にした融資)、FOTAにまったく能力が無いとは言い切れません。
ましてや、FOTA離脱によりFOMが融資を見直される事態も考えられる為、FOMも優位に立っているとは言えないでしょう。

まーちじゃっど さんのコメント...

>匿名さん
コメントありがとうございます。
FOTAはメーカーの集まりなので、自分の会社の都合を持ち出してきそうなので、まとまるかなぁと疑問に思っているわけです。
案としては合弁会社を設立するしかないでしょうねぇ

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